・カーテンって家で洗えるの?
・シェードの布地は洗えるの?
・ドライクリーニングだと縮まない織物が、なぜ水洗いだと縮むのですか?
・カーテンには埃がつきますがどのような手入れの方法がありますか?
・カーテンはなぜ伸びたり縮んだりするの?
・洗濯堅牢度ってなんですか。それはどんな種類があってどう判断すれば良いのですか?
・カーテンの仕上がり寸法表示はどこからどこまでを計ったものですか?
・カーテンの丈の決め方を教えてください。
・カーテンに裏地をつけると何でいいの?
・遮光カーテンについて教えてください。
・防炎カーテン、難燃カーテンと表示してある生地がありますが、本当に燃えないのですか?また、なぜ燃えないのですか?
Q.カーテンって家で洗えるの?
A. ウォッシャブルカーテン(家庭用洗濯機で丸洗いが可能で、寸法変化率が低く、堅ろうで色あせしにくくなっているカーテンのこと)なら、洗濯機で丸洗いできます。
まず、吊り下げ用フック等を取り外しネットに入れます。
必ず洗濯絵表示に基く洗濯をお願いします。脱水は短時間(20〜30秒)ですませ、乾燥機は縮みの原因となりますので使用しないでください。
Q.シェードの布地は洗えるの?
A. 洗えます。(布地の裏側に表示してある洗濯表示に従ってクリーニングして下さい。)
Q.ドライクリーニングだと縮まない織物が、なぜ水洗いだと縮むのですか?
A. クリーニングにはドライクリーニングとウェットクリーニングがあり、前者はそのままドライクリーニングと呼びますが、後者は一般的にランドリーと呼びます。ドライクリーニングは洗剤にミネラル・ターペン(石油系)、パークロルチレン(塩素系)、フッソ系、エタン系薬品のどれかとドライ・ソープを使用(助剤として使う)して吹きつける方法で汚れを落とします。これらの薬品は、繊維が縮む前に揮発してしまう性質を持っているのでレーヨンや綿でも収縮が少ないのです。水洗いだと繊維は水に弱いし、織物全体がたっぷり水中に浸ってしまうので、それに熱風をあてて乾燥する時に大きく収縮するのです。
Q.カーテンには埃がつきますがどのような手入れの方法がありますか?
A. カーテンは毎日開け閉めしてもどうしても埃がついてしまいます。それはカーテンの表面が凹凸感があったり、ケバ立っている為に細かい空中のチリが付着したり、素材が合繊の場合、生地に静電気が発生することによって空中のチリが吸着されてしまうのです。埃は手ではたけば落ちそうですがなかなか落ちません。使用期間が長ければ長い程その埃は落ちにくく、汚れとなるわけですが、その主な原因にタバコのヤニがあげられます。クリーニングに出せばある程度きれいになりますが、毎日清潔に使用する為には掃除機をこまめにあてることです。
Q.カーテンはなぜ伸びたり縮んだりするの?
A. 織物には製織段階において、経方向に大きな力が加わっています。これは均一の織物を作るために、経糸にかなりのテンションを掛けて織るわけですが、引っ張られて伸びている糸は伸びた分だけ縮もうとする力が常に働いています。(復元力)
したがって、織り上げた直後にテンションが解けると織物全体が収縮を起こします。それは生織の段階では5%から多いもので10%にものぼります。生機を最終加工(整理加工)する時には、横方向に適度の張力を持たせて織物の幅を固定してゆくので、横方向にも多少の復元力が働きます。
又、レーヨンや綿のような吸水性の高い繊維は湿気(水分)によって繊維自体が収縮を起こします。梅雨時に生地が縮みやすいのはそのせいです。織物は引っ張れば何でも若干伸びますが、吊っていて自然に伸びるのは、カーテン本体の自重によります。
Q.洗濯堅牢度ってなんですか。それはどんな種類があってどう判断すれば良いのですか?
A. 洗濯堅牢度は染色堅牢度を指し、染色した糸または織物のその耐久力の等級を示すものです。洗濯堅牢度(染色堅牢度)には変退色と汚染の2つの種類に分かれ、それぞれ下記のように区別しています。
染色堅牢度
変退色 ・・・ 洗濯した時、その物についている色がどれだけ落ちるか(色落ち)の判断基準。1級が最も低く5級が最も高い。
汚 染 ・・・ 洗濯する時、本体の色が他の織物(特に白地)へどれだけ移り易いかの判断基準。これも1級が最も低く5級が最も高い。汚染は別に移染とも呼びます。
洗濯堅牢度の他に、染色堅牢度の1つに耐光堅牢度というのがあります。これは日光堅牢度とも言い、染色した織物の日焼けによる色のあせ具合の強度を示すものです。
Q.カーテンの仕上がり寸法表示はどこからどこまでを計ったものですか?
A. カーテンの仕上がり寸法表示は図のように統一されています。
巾は両端のヒダ山の間隔を指し、丈はフックの山から裾までを指しています。
Q.カーテンの丈の決め方を教えてください。
A. 通常、腰高窓なら、窓枠の下端から15〜20cm加えた長さ、また掃き出し窓なら床から1cm程度上がった長さが一般的です。
また、出窓の場合はスタイルによって異なりますが、床面すれすれにすると光の反射を防ぐ効果があります。
Q.カーテンに裏地をつけると何でいいの?
A. 風合い、ドレープ性が良くなるので是非おすすめです。
日焼けがしないので美しさが何時までも保てます。

裏地に適した生地としては、薄手ですべりの良いものが望ましく、色は白かベージュが適しています。太陽光が後ろから当ると白は表地の色がそのまま見えますが、ベージュはやや黄味がかかります。表地に合わせた濃い色を使用すると表地の色に響いて色が変わる事があります。表裏の寸法変化率の違いがトラブルの元になる事がありますので、表地と差の無いものを使用することがポイントです。
Q.遮光カーテンについて教えてください。
A. カーテンに求められる機能の中で外部の明るさを遮り、内部の光を漏らさぬ事を目的として作られたものを一般的に「遮光カーテン」と呼びます。
遮光カーテンの種類
1.織遮光 ・・・ 一般的に緯(ヨコ)糸に黒糸などの濃色の糸を使って交織し、二重織りにしたもの。
2.コーティング ・・・ 発泡アクリル樹脂など生地の裏面に塗り付ける加工で「一度塗り」と「二度塗り」(ベースにブラックカーボンを塗った上に好みの色を塗り重ねる)がある。
※完全遮光を求める場合には黒糸などの濃色に限られる。年数の経過による脆化の心配があります。
3.ラミネート ・・・ 塩ビ系・ポリウレタン系・フッソ系のフィルムを生地の裏面に貼り合わせる加工でカーボンフィルムを貼った上に好みの色のフィルムを貼り合せて、完全遮光性を持たせる。生地に凹凸があり過ぎるものは適さず、またコーティング同様年数の経過による脆化の心配があります。
4.裏地付 ・・・ カーテンの縫製の段階で遮光性に優れた生地を、裏地として選定し一緒に縫い合わせる。ドレープに重量感が出て高級感はあるが高価になる。
遮光カーテンの基準
1.遮光率99.40%以上を適格品とします。
2.等級と状態表現について
1級・・・遮光率99.99%以上。人の顔の表情が識別できないレベル。
2級・・・遮光率99.80%以上99.99%未満。人の顔あるいは表情がわかるレベル。
3級・・・遮光率99.40%以上99.80%未満。人の表情はわかるが事務作業には暗いレベル。
Q.防炎カーテンと表示してある生地がありますが、本当に燃えないのですか?また、なぜ燃えないのですか?
A. 現在住宅の高層化によって防炎カーテンが注目を浴びていますが、防炎カーテンといっても燃えにくいのであって、燃えないのではないのです。しかし、火災が発生した初期の段階で、この燃えにくいことにより延焼時間を遅らせ、退避時間を少しでも長くすることで、人々の命を守る役目を果たすのです。
又、小さなマッチぐらいの火では火がつかない効力もあります。この織物がなぜ燃えにくいかと言うと、着火した部分の繊維が更に次の繊維へと延焼してゆく前に、着火している繊維が溶解して落ちてしまい延焼を食い止める性質を持つ繊維か、又着火した繊維が燃えることによってガスが発生し、そのガスが着火している部分を覆って空気を遮断し酸素の供給を絶つことによって、自然に火を消す自己消化性の繊維等を使用して作られているからです。(ただし、どちらも大火の前には効力は小さい。)

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